メンタルを支えるベテランの教官
2年前、56才にして自動車教習所の門をくぐりました。
もう行く前からドキドキの申し込みでした。
こんな高年齢の生徒なんて一人も(実際には定年後に来た60才のオジサンが一人居ました)いないではありませんか!
右も左も若い若い!
「あ~やっぱり止めておけば良かった」と後悔する事しきりです。
でも、教習にかかるお金の高額なこと。
申し込んだ以上は後には引けないですよね。
結果、若者に混じり規定通りの期間でめでたく取得となりましたが。
その時に感じた事は、やはり教官様たちの多様なことでしょうか。
良い人から悪い人?(多少語弊があるかもしれません)
教え方の上手い人、余り上手くない人と言った方が良いかも知れません。
やたら怒る人、何度も丁寧に指導してくれる人。
運転技術の悪さを瞬時に指定して、コツを上手く教えてくれる人。
伸びる一日と全く進歩のない一日があることは問題。
ですから毎日変わる教官に、今日は誰に当たるかが毎回の生徒たちのお決まりの会話となっていました。
そんな中、私も一度仮免で落ちました。
再講習の時は緊張マックスでしたが、無事通過した時の喜びは今でも忘れられません。
一番嬉しかった瞬間かも知れないですね。
教官も「今日は良かったですよ」と一緒に喜んでくれました。
その時に思いましたね。
高年齢者の取得には、メンタルを支えるベテランの教官が専属でいると良いのではないかと。
ややこしい関係や、不正な判定にならないよう、ランダムに教官を変えているという事でしたが、メンタル面をカバーすることも教える上で大切な要素であるという事を、教官は資格の一つとして有する必要があるのではないでしょうかね。
私のような高齢者にも、長きに亘る教習所生活を、より良い環境で過ごすことができるようにお願いしたいですね。