国際運転免許で日本で運転する落とし穴
日本ではちょっとややこしい制度があるのですが、それが国際運転免許なのです。日本人で日本に住んでいるのであれば、日本国内で運転免許を取得するべきであろうという考えのもと、国外で安い費用で取得することができるならばそちらで取得しようと言う人を阻止するために、いろんな制度があったりします。ちょっと前に、ある有名なプロゴルファーが無免許運転してしまった騒動がありましたが、それがまさにこの制度なのです。海外ならば安く取得できると言うことで、何人もの人が日本で取得せずに海外で取って、日本で車を運転する人が増えてきたため、2002年に道路交通法が改正され、日本から出国して国際運転免許を取得し、3ヶ月以内に帰国してしまいますとその免許で日本国内で車を運転することはできないのです。つまり、海外で取得してから3ヶ月以上そこで車を運転して滞在しなければいけないということなのです。教習を受ける費用が海外のほうが安いところがあるので、そこで運転免許を取得しにいこうと、それだけのために滞在して帰国してしまうと、かえって無駄遣いをしてしまうこととなるわけなのです。確かに日本の教習所で教習を受けるために支払う費用は高くて、取得したいと思っている人の中でもお金を出すことが厳しく感じて通うことができないと言う人も、意外と多く存在していると聞いたことがあります。もし、国際運転免許を取得したいと考えるのであれば、長期間の留学をする人や、仕事関係で長期間の出張や転勤をする人が良いかもしれません。2002年と最近改正された法律なので、過去に留学か転勤をした経験のある人の中では、何も知らずにその免許で運転している人がいるかもしれません。有名なプロゴルファーが無免許運転で捕まってしまって、それがニュースとなってテレビで放送されたのを見てはじめて知ったと言う人も多くいたのです。3ヶ月以内の帰国をして車を運転してしまえば無免許での運転となり、違法者となってしまいますから、今後車を運転しなければいけないという場合は後々響いてきますから、道路交通法をしっかりと調べて把握する必要があります。道路交通法が改正されたことは、もっとテレビで放送されたり、誰もが知ることのできる方法で流すことが重要となるかと思われるかもしれませんが、自分が持っている資格と言うモノは、自分でちゃんと調べなければいけないものでもあったりするわけなので、気が向いたらチェックする必要があるのかもしれません。